バチシーバスの釣果を分けるほんの少しの差は

バチシーバスの釣果を分けるほんの少しの差は

 

大野ゆうきさんと秋丸美帆さん(みっぴ)が4月中旬の東京湾奥バチシーバスに挑戦する動画がYouTubeにアップされていたので視聴させていただきましたが、秋丸さんは完全デコで大野さんはさすがの連発劇。

 

風速10mで波が立ってしまうバチシーバスにおいては悪条件極まりないあの状況で連発させた大野氏がすごいのは解りますが、同じ場所同じルアー同じ条件でまったく違った結果になった原因を大野氏がサラッと最後に言っていたのでバチシーバスの釣果を大きく分けるみんなが判っているようで解っていない、やれているようでやれていない部分を再確認して今期のバチシーバスの釣果大幅アップに役立てていきましょう

 

 

そのリトリーブ、ルアー特性を十分に引き出せていますか?

 

 

動画の中で秋丸美帆さんは仕切りにルアーの飛距離を気になさっていましたが、確かに釣果に結びつかなかった要因の一つになるかもしれません。

 

 

しかし、私が見ていて思ったのはそれよりもルアーのリトリーブ速度や加減の部分です。

 

 

秋丸さんは背が小さいので今回の撮影場所のように柵に身を乗せてリトリーブしなければならないような条件で釣りをやられてましたよね。

 

あれでは、ラインから伝わってくる

 

 

  • ルアーの潮の噛み方
  • 潮の流れの強弱

 

 

といった情報がうまくつかめないかと思います。

 

 

とはいえ柵の外には出れませんのでただでさえ悪条件の中でプラスアルファのハンデを背負っていた状態だったのだと推察します。

 

 

 

ルアーをちゃんとエサにしないと釣れる物も釣れない。

 

 

なぜルアーをリトリーブしているときに「ルアーの潮の噛み方・潮の流れの強弱」をしっかり感じることが出来ないと不利なのかというと、潮によってルアーのリトリーブスピードを細かく調整しなければルアーをちゃんと泳がせることが出来ないからです。

 

詳しい部分は動画の中で大野氏が割と“それほど重要でもないけど…”くらいの感じでサラッと何度も言っていますがすごく大事な感覚です。

 

 

潮を感じて風を感じて水中のルアーの動きを想像しつつ手から伝わってくる間隔を元にちゃんと大雑把にならずに丁寧に一投一投リトリーブする

 

たぶんこれだけの差だったんだと思います。

 

 

それだけであれだけの差が出てしまいます。

 

 

バチシーバスは簡単で難しいんです。

 

 

この動画から学べることは本当にたくさんあると感じましたのであまり釣果が出なくて悩んでいる方は何度も見たほうがいいと思います。


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