2月〜6月位までのシーバスの捕食とルアーパターン。

2月〜6月位までのシーバスの捕食とルアーパターン。

シーバスイメージ画像

 

シーバス(スズキ)という魚は時期や場所によって
捕食するターゲットを変える海の魚では珍しい
部類に入る魚です。

 

シーバスをルアーで釣る場合には今その場所で
シーバスがどのような餌を好んで食べているのか
を把握し、そのえさのパターンに合ったルアー
そのパターンに合った動かし方で誘うことで
釣果を出すことが可能となります。

 

逆に、そのパターンと違うルアーのチョイスや
アクションをしているといくらシーバスが
ウジャウジャいたとしても全然釣れない
ということが起こります。

 

ここでは、関東でのシーバス釣りを念頭に
一年前半を通しての一般的なシーバス
の捕食パターンを書いていきます。

 

 

楽で栄養価の高い餌をシーバスは好んで食べる。

 

 

年初めの荒食いシーズン【バチパターン】(関東)

バチイメージ画像

 

年が明けた2月頃から関東の河口・港湾などでは
水イソメなどのイソメ類(バチ)が産卵のために、
夜中の満潮から下げにはいたタイミングで水面
に浮上してきます。

 

バチはウネウネととした動きでゆっくり水面直下を
泳ぎますので、シーバスにとってこの時期簡単に
食べることが可能なこのバチは絶好のお食事となります。

 

この時期のシーバスは、沖で産卵を終えてくたびれ
果てて近海に戻ってきていますので、一生懸命魚
を追いかけて食べるということはせず、簡単に食べら
れるエビや甲殻類、そしてメインのお食事となるバチ
を荒食いしますが、逆にイワシなどは全く追おうと
しません。

 

よってこの時期は、バチが浮きだす時間帯に
バチルアーを水面直下でゆっくり巻いてくる
という釣り方がベストとなります。

 

安くて釣れるバチルアーとしてはエリア10のルアー
が有名ですし、邪道シリーズのニーサンや
ヨレヨレなども有効でしょう。

 

 

Amazon

 

 

 

大体5月の連休くらいまででバチパターン
は終了し、4月ごろからアミパターンへと
変遷していきます。

 

 

 

下を向いたままルアーは完全無視状態【アミパターン】

アミイメージ画像

 

バチパターンが終わるころには、浅場の海底付近に
大量発生するアミエビという小さなエビに捕食対象
が変化してきます。

 

この時期にシーバスは、比較的浅い干潟などで
海底に顔を向けてアミエビを一生懸命捕食して
いますので、表層付近をいくらルアーを通しても
全然釣れません。

 

逆に、この時期のシーバスは小さな透明な
メバル用のミノーや、小さめで透明系統の
グラスミノーなどに反応しやすくなります。

 

ジグヘッドに小さめのグラスミノーが私の
鉄板パターンです。

 

 

Amazon

 

 

 

梅雨明けほどまでアミパターンが続き、
夏場の回遊シーズンに入っていきます。

 

 

※ここで注意点!
ここでの解説では都市部の湾奥など
を想定したパターンを書いています。
バチの季節でも、イワシなどが大量に
回遊する釣り場ではイワシ系のミノーや
メタルジグでシーバスを釣ることは可能ですし、
逆にバチルアーは逆効果だったりします。

 

場所によってパターンは同じ時期でも
変化するのです。

 


関連ページ

初夏から秋・冬のシーバス捕食パターンとルアーセレクト
梅雨が明け、本格的な夏が迫ってくるとシーバスは回遊期に入ります。それまでのバチパターンやアミパターンからベイトとなるイワシなどの捕食行動が本格的に始まる季節ですが、実は一番ルアーセレクトが難しい時期と言えるのかもしれません。ただし、秋の荒食いシーズンを除いてですが。秋はだれでも釣れます。
シーバスの一般的な行動パターンを知って釣果アップ!
シーバスは一日中青物のように海の中を泳ぎ回って餌を探しているわけではなく、基本的にある程度決まった場所にとどまってじっとしている時間のほうが長い魚です。餌をが近くを通った時やお食事の時間になると餌を探して泳ぎだすのです。このシーバスの行動を知ることでルアー釣りでの釣果を伸ばすことができます。シーバスのいないところにルアー投げても意味がありませんので。
運河のシーバスは反転流を攻めれば釣れる!
いくつのも運河が複雑に絡み合う東京の運河帯では、いくつもの水の流れがぶつかり合い小魚などが群れで居座る場所がります。そのような場所では反転流などが発生していて流れがその部分だけ穏やかになっていたりします。当然そのような場所にいるベイトはシーバスが狙っています。
シーバスルアーはカラーよりアクションで揃えるべし!
濁りがあるときは赤金がいいとか澄んでいるときは普通のカラーとかいろいろ言われるシーバス用ルアーのカラーですが、そもそもシーバスは視力が非常に悪いことをご存知でしょうか?夜行性のシーバスはそもそも目に頼って捕食行動に出るのではなく側線から感じ取る波動で捕食対象を発見すると考えるのが妥当と考えます。
PEラインより小運河ではフロロカーボ
ルアーでシーバスフィッシングをしている方を見ると大抵の方がPEラインを使用しているようですね。しかし、場所によってはPEラインじゃなくてナイロンラインやフロロカーボンラインのほうが良いところがあります。それは小規模の運河で、東京湾奥のシーバスフィッシングなどの場合は大型河川や大きい運河以外ではPEラインは不向きです。
ストレートリトリーブは基本中の基本
ルアーをただ巻で泳がせるストレートリトリーブ。最も簡単なルアーのひき方ですが、これがちゃんとできてない人がなんと多いことでしょう。ストレートリトリーブ【ただ巻】はもっとも単純な方法ですが、しっかりできていないとルアーがちゃんと動いてくれず、シーバスにしっかりアピールでいないで釣れない状態が続いてしまうので、なかなかシーバスが釣れないという方はもう一度基礎を見直してみてください。。
シーバスを反則釣法でガンガンバイトさせる方法!
ルアーを使用したシーバスフィッシングを始めてしばらくたつのに全然釣れない。シーバスのひきを体験したことが無いという方に禁断の方法をお教えします。今まで釣れなかったのが嘘のように簡単にシーバスを釣ることができてしまうので、ある程度実績が有る方はあまりやらないほうが良いと思います。ほぼ反則技ですので。
シーバスフィッシングに必要な最低限の道具
シーバスフィッシングを始める際にそろえておきたい道具を列記していきます。これからシーバス釣りを始めたいと思っている方の参考になればと思います。域にそろえると結構な年段になてしまいますので、ご自身のお財布事情に合わせてそろえていってくださいね。
シーバスのレンジと活性の高低を探る方法
時期や場所によってそこにいるシーバスの活性や、シーバスが食ってくるレンジは様々です。ある程度情報がある場合はその情報に合わせて攻め方を変えればよいのですが、まったく情報が無い場合などは基本にのっとって丁寧にシーバスのいる場所を探していきながら釣ることとなります。ここでは一般的なレンジの探り方や活性の高低を探る方法を書きます。
真冬シーバス=リアクション釣法
12月後半から2月頭くらいまでのバチシーズンが始まる前の真冬の東京都湾奥シーバスを釣るのは至難の業です。完全オフシーズンにしているアングラーも多いこの時期ですが東京の運河帯にはしっかりと居着きのシーバスたちがウジャウジャいるので釣れないことはいないのです。ただし、普通にやっても口を使わないので強制的に釣ってしまう方法を使う必要が有ります。ダートワインド釣法などのリアクションの釣りが必要なのです。
真冬極寒期シーバスリアクションバイト
前ページで真冬の極寒期東京湾奥シーバスの特徴などを書きそれを釣る方法はワームのダートとメタルジグのフリーフォールを使用した釣り方であると書きました。今回のページではその具体的な方法とタックルなどについて書いていきたいと思います。中々釣ることが難しい極寒期のシーバスですがその分獲れた時の喜びもひとしおなのでぜひお試しください。
ハク(ボラ稚魚)パターンが4.5月の東京湾奥シーバスは熱い!
バチ抜けのパターンや激難のアミパターンなんかに熱中している人を横目に、ルアーをひょいと投げてボコスカシーバスを上げることができるパターン。それはハクパターン。当然と言えば当然ですが4月から6月くらいまでの東京湾奥の狭い運河で一番幅を利かせているベイトフィッシュですのでシーバスも素直にこいつらを食っていることが多いんですね。たまに口からチチブとか吐き出しますが。
初夏ウェーディングシーバスはエイガード必須!?
バチシーバスの釣果を分けるほんの少しの差は