リリアトレマ・スクリジャビニとは何ぞや？
磯などに多く生息している通称ロックフィッシュの筋肉部位（身の事です）に寄生している例が報告されることが多い見た目が気持ち悪い寄生虫です。
まだまだ分かっていないことが多い寄生虫で、食べる事自体は可能という事ですが刺身などで食べるのは心理的に厳しいので基本的にリリアトレマ・スクリジャビニが寄生している魚を食べる場合は加熱処理をした調理法をとるとよいでしょう。
私の場合は気持ち悪いのでもったいないですが廃棄処分にすることが多いです。
根魚は基本的に高級魚が多いですし食べたら非常に美味しい魚ばかりなのでこいつが寄生しているのを発見したら泣きたくなります。
リリアトレマ・スクリジャビニの寄生経路は。
リリアトレマ・スクリジャビニは基本的に鳥類に寄生する寄生虫で、海鳥などが主な寄生対象のようです。
海鳥に寄生したリリアトレマは鳥の糞などと一緒にその卵を輩出しそれが海中に漂う中で磯場の海底付近に溜まりそこにいる魚に寄生して卵の状態のまま待機。
この状態が魚の身の中に黒ゴマが入っているように見える状態。
リリアトレマの卵が寄生した個体（魚）を鳥が食べることによってその鳥に寄生し羽化。
という経路をたどるようです。
恐らく海底の根の深い場所に漂いながら寄生する魚を物色しているのでしょう。
なので根魚はもちろん根の中を好むメジナなども寄生する可能性は十分なるという事です。
寄生虫全般が元気いっぱいな春先などの釣り魚にはご注意を！
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